みなさん、こんにちは。RITSUKOです。
本日の話題は、、、
ヒト幹細胞培養上清液コスメの謎、です。
幹細胞培養上清液って何?
まずは、「ヒト幹細胞培養上清液」が何か、きちんと捉える必要がありそうです。
愛称としては「ヒトカン」、簡単には「ヒト幹細胞コスメ」と言われていますが、本当は、「幹細胞」そのものが入っているわけではありません。
幹細胞を培養する(=育てる)と、その培養液にさまざまな成分が染み出て来ます。それら成分を含んだ培養液から不純物や細胞を洗い流した液」のことを言います。培養液から細胞や不純物を取り除いた上澄み部分が「上清液」です。言わば「上澄み液」なんです。
「幹細胞コスメ」って言ってるけど、一番重要なところが略されている・・・のが事実。「幹細胞コスメ」という。絶妙なネーミングのおかげで売れているのではないか?とRITSUKOは疑っております。
幹細胞培養上清液には何が入っているの?
幹細胞を試験管内で培養する(=育てる)と、幹細胞は、様々な種類のサイトカインを放出します。サイトカインには、IL(インターロイキン)、EGF、FGF、VEGFなど、数十種類以上が存在します。「上清液」にはそうしたサイトカインが豊富に含まれています。
幹細胞培養上清液の効果って?
幹細胞の放出したサイトカインは、損傷を受けた組織や細胞の回復を促し、老化による細胞の衰えからの回復も助けてくれます。なので、美容分野や整形外科分野に対する様々な効果が期待されます。
すると、「肌にもいいじゃないか!」と飛びついてしまいそうになりますが、ここで問題が生じます。
サイトカインって、肌に浸透するの?
サイトカインの大きさは、おおよそ「20,000ダルトン」です。それに対して、角質の隙間は「500ダルトン」です。アトピー性皮膚炎の方の角質の隙間でも「900ダルトン」です。20,000ダルトンのサイトカインが角質の隙間を通れないことが分かっていただけたと思います。
なので、美容クリニックでは「幹細胞培養上清液」を顔や頭に注射します。塗るだけでは効果がないからです。
サイトカインは皮膚の上にいる・・・・。
サイトカインは肌に塗っても浸透しない成分なのです。でも、「ヒトカン」コスメを使ってしっとりした、肌が潤った、という方はおられると思います。・・・実は「上清液」には、多くのコラーゲンとヒアルロン酸が含まれているから・・・。その「うるおい感」はありふれた「コラーゲン」と「ヒアルロン酸」のせいかもしれません。
高額な「ヒトカン」コスメについて、RITSUKOが分かっていることは以上です。もし、こんな事実もあるよ!という方は、どうか教えて!
一緒にブラッシュアップしていきたいと思っています。
この記事へのコメントはありません。