こんにちは。
夏を感じさせる紫外線になってきましたね。
みなさん、紫外線カット力を示すための、
SPFとPAという表示をご存知だと思います。
その、PA表示が新しくなったことをご存知でしょうか。
今までの知識だと・・・・
SPF50が最高、それを超える力を持った製品にはSPF50+と表示。
および、PA+++が最高、でした。
2013年1月1日から、
PAに関するMAX表示が、PA++++と4つになっています。
UV-Bは、皮膚の浅いところをいためる紫外線。
これには、SPFという表示が使われます。
UV-Aは、皮膚の深いところをいためる紫外線。
これには、PAという表示が使われます。
紫外線による日焼けというと、
黒くなったりシミができたり・・・と、
色味の変化だけを考えがちなのですが、
実は、「シワ」「たるみ」も紫外線のせいなんです😰
日焼けで赤くなるのは、UV-B。
日焼けで黒くなり、シワができ、たるみができるのが、UV-A。
そうなると、SPFだけを注目していてもダメだということが分かります!
肌を若々しく保つためには、UV-Aを防ぐ力、
PA++++の製品を探しましょう。
こんにちは。
以前もコメントさせていただきましたが、先生のブログで
日々勉強させていただいてます。
日焼け止めは、紫外線吸収剤入りのタイプと、吸収剤無しで酸化チタン等配合タイプの2種類ありますが、
どちらがいいのでしょうか?
ネットで情報を見ていると、紫外線吸収剤の中には発がん性などの毒性があるもの(ベンゼン系化合物、フェノール系化合物)があるので、
吸収剤が入っていない方がよいとの記載をよく目にします。
一方で、酸化チタン等は活性酸素を発生させるので良くない
けれども、コーティングがされていれば活性酸素は
発生しないから大丈夫、との情報があったり、、、
いろいろ情報が錯綜してて、UV難民です(>_<)
あと、夏に普通に外を歩く分にはSPF30、PA++でも問題ないでしょうか?
なんだかコスメマニアっぽいことを書いてしまい恐縮ですが、
何か先生のアドバイスを頂ければ幸いです!
Fujiさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
紫外線散乱剤はその物質そのものは変化しないで、
紫外線を反射させたりして、物理的に紫外線を防ぎます。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するときに、
吸収剤が変質します。
なので、紫外線吸収剤は塗ったときは大丈夫でも、
太陽にあたってから皮膚に刺激を感じる人がいるのです。
発ガン性があるということで、化粧品の成分を気にされているのですね。
しかし、日本の薬事法はとても厳しく、
かなりの安全性をクリアしないと認可されません。
また、どんな成分も大量・高濃度に内服すれば毒性を持ちます。
マウスなどでは、そういったありえない濃度で実験をしていることが多いので、人間にその実験結果をそのままあてはめることは賢明ではないと考えています。
紫外線にあたって皮膚が痛むことのほうが、人体に悪影響を及ぼすと思います。
近年の紫外線吸収剤の進歩はめざましいものがあります。
とくにUVAによる皮膚への悪影響がわかってからは、
UVAを防ぐことが最も重要であると考えています。
日常の日焼け止めでは、SPFやPAが多少低くてもいいでしょうか、という質問を受けることがありますが、
その方がどれだけ塗り直しされるか、
一回にどれだけの量を塗っておられるか、
どれだけ汗をかかれるか、などによっても効果は変わります。
なので、皮膚に荒れなどを起こさないもので、
SPF、UVAともに高いものをおすすめします。
くつき先生
丁寧なご回答ありがとうございました。
先生のアドバイスに従って、SPF50+ PA++++で紫外線吸収剤入りのものも選択肢に入れて、どれを買おうか考えてみます。
先生のツイッターのほうも拝見したら、
これからヘアケアの開発もされるんですね。
先生がシャンプーや増毛剤にどんな成分を入れるのか、
シャンプーマニアでもある自分としては今からとても興味があります!
完成を楽しみにしています。
個人的には、髪にハリ・コシが出て、育毛効果も
あるものだとうれしいです!