化粧品の原液美容って?

  1. コスメの成分

みなさん、こんにちは。RITSUKOです。

今日の話題は、、、

化粧品の原液美容について

です。

化粧品の原液美容について

「原液美容」はほぼあり得ません。

原液美容として、よく販売されているものを挙げてみますね。

ヒアルロン酸・・・もともとは粉末です。原料屋さんは粉末を溶かして「1%」にして工場などへ卸しています。それを直接消費者に「原液」として販売しているわけです。「原液」として売られているのが、実際のところ「1%」とはちょっと悲しいですね;;

プラセンタ・・・プラセンタを抽出するときに「水」を使うはずです。プラセンタは「胎盤」なのでそのままでは使えません・・・。動物の胎盤は精製する必要があるし、植物性プラセンタ・・・(何だ、植物性プラセンタって・・・。植物に胎盤はないぞ)は、同じく抽出するのに「水」か「エタノール」を使います。

セラミド・・・セラミドはもともと粉末なので、原液、ということはありえません。「水」か「油」に溶かす必要があります。溶かして使うものを「原液」と呼ぶことはできませんよね。←ヒアルロン酸と同じです。セラミドの粉末は非常に溶けにくいので、一般人では扱えないでしょう。それと、セラミドは非常に高価な原料です。何パーセントに薄めているのかしら・・・。かなり薄いはず。

ビタミンC・・・水性のビタミンCは粉です。溶かして使います。油溶性のVC-IPなら粘っこい油なのですが、100%原液で使えます。刺激もほぼ出ないと思います。(100%で使う必要はないと思うけど・・・)

いわゆる「原液美容」は効果が高いのか?

いわゆる「原液美容」は効果が高いのか?

化粧品の効果を高めるのに、「原液美容」という考えは必要はありません。

化粧水は、ヒアルロン酸、リピジュア、アミノ酸など水分保持のための成分を複合して配合することで効果が上がります。

クリームも、セラミド、各種オイル成分、抗炎症作用剤などを複合した方が肌荒れ改善の効果が高まります。また美白成分も複合して(=各種成分で力を合わせて)配合することが可能です。

「原液美容」はインパクトが強い言葉です。

インパクトに引きずられず、ちらっとでもいので、その化粧品の成分表を見てほしいです。原液でないことが分かると思います。

 

美肌道の化粧品は超濃厚に作っており各成分の限界値に挑戦しています。そしてそれら成分の効果が高まるように組み合わせて処方しています。

 

→ペリセア、アミノ酸、ヒアルロン酸、リピジュア、アラントイン、トレハロース、抗炎症剤入りの濃厚化粧水です。水分を蒸発させない処方になっており、浸透にちょっと時間がかかるんです・・・この点だけは、すみません・・・。

 

Dr.RITSUKO(朽木 律子)

美容皮膚科医、『美肌道』コスメ開発者。医師として初めて化粧品成分検定1級を取得。
美容皮膚科医として、東京の美容クリニックで院長を務める傍ら、長年コスメ開発に勤しむ。確かな知識に基づいた厳選成分、ドクターズコスメの限界を攻める超高濃度なコスメを、丁寧に時間をかけて開発している。

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