前回の続きでーす👍
化粧品は家庭で使われるものですから、どのような条件で保管され、
どのような取り出し方(指をつっこむ、注ぎ口をコットンに直接つける、など)を
されるのかわかりません。
腐った化粧品を肌につけなくてすむように、
低容量で安全性の確立された防腐剤を使うことに私は賛成です🙆♀️
また、自分に合う防腐剤、自分に合わない防腐剤を
きちんと知っておくことも大事です。
もちろん、無菌室充填、エアレスポンプ使用の化粧品なら、
防腐剤をカットすることも可能ですが、
コストが上がるため、そのような容器を使うメーカーはあまりありません😥
少なくとも「無添加」の言葉には踊らされないよう、
賢い消費者になりたいと思っています😊
肌の弱い方で、特定の物質で「接触皮膚炎」をおこす方もおられます。
その原因が何なのか、大変ではありますがつきとめねばなりません。
犯人が「パラベン」なら「パラベン無添加」の化粧品を使用すればいいし、
特定の「植物成分」なら、その成分を含まない化粧品を使用すればいいのです。
最近の風潮として、「パラベン」に過剰反応する方が多いように思います。
パラベンは食パンや飲料などにも使われ、その安全性の高さは証明ずみです(12時間で代謝されます)。
また分子量が大きいため、
角層を通過して皮膚内部に入ることもありません。
パラベンは安全な保存料と考えていただいていいと思います。
患者さんで「無添加化粧品」で
肌が真っ赤になった方がおられました😥
植物成分防腐剤、「ヒノキチオール」にあたる人もいるのです。
そのほか、「100%天然成分」ということばも
いかがなものでしょうか。
ハーブなどのエキスも、化学物質で抽出します。
すでに100%じゃないですよね。
「原液シリーズ」も私の目玉が飛び出した売り文句の一つです。
とある化粧品会社に問い合わせると
「原料会社が『ヒアルロン酸』として売っているもの
そのもののことを『原液』と呼んでいます」とのこと。
原料会社が『ヒアルロン酸』として卸しているのは「ヒアルロン酸ナトリウム水溶液0.2%~1%」です。
それを「そのまま売る」から「原液」・・・😓
みなさんの思っておられる「原液」のイメージとは異なるのではないでしょうか🤦♀️
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